マルク・デュトルー事件 サタニズム

ブリュッセルに住んでいる友達がタクシーの運転手から聞いた話。

1996年、ブリュッセルで6人の少女が誘拐され、その内四人が殺されたマルク・デュトルー事件が起こった。

事件の記事を読んで気になるのは、この部分。

これまでの調べに対してデュトルー被告は、自分は主犯ではなく、大きな児童性愛ネットワークの一部に過ぎないと主張。公判直前には、地元テレビ局あての手紙で、共犯として起訴されている元弁護士ミシェル・ニフール被告(62)が、この犯罪組織により深く関わっており、さらにベルギーの司法当局関係者もこの組織に関与しているとの主張を展開した。

デュトルーは、それ以前にも少女の誘拐・強姦、その他窃盗やドラッグ売買などの前科があったのだが、警察が動かなかったのは上記の事情によると言う話。

ヨーロッパに住む人で、誘拐斡旋組織のうわさを耳にした人は少なからずいるだろう。
たとえばフランスでは一年に約2千人の子供が性的目的で誘拐されて行方不明になっているし、東欧諸国からは売春目的で子供たちが売られてくるそうだ。子供ではないけれど、性犯罪目的のスウェーデン女性誘拐組織についても聞いたことがある。
性犯罪にかぎらず、臓器とか、快楽殺人みたいなもっとヘビーなものまで含まれているそう。
フランスでは法務省がこどもの行方不明に対応する専用窓口を開設したり、ペドフィルの取り締まり強化を要求するデモを起こしたりしているが、こういうことに関与している人たちの中に金持ちや権力者が多いので、なかなか改善されないと言う怖い話。

パリでは子供の登下校に父兄やベビーシッターの付き添いが義務づけられていて、ちょっと変だなあと思っていたけど、上記のような背景があるのを知って納得した。

むかし、友達からベルギーのフランス国境付近に立つ城、Castle of Mother of Darkness に200人くらいの子供たちが誘拐監禁されていると聞いた事があるけど、あり得ない話ではない。