4月を振り返る

日記をさぼっていたので、適当な題をつけてその間あったことで覚えていることを書こうと思う。
4月中に印象に残ったのは、サンメリ教会というよく実験音楽、ミュージック・コンクレートのコンサートなどが行われる教会でのソニック・プロテスト(という音楽フェスティバル)のコンサートで、キム・フォワリー、トニー・コンラッド、灰野敬二さんが出演した。
なぜかルイルイのカバーをやったキム・フォワリーの教会での演奏の必然性が理解できなかったが、さすが灰野さんのパーカッションは教会のややこしい音響に一番適応しており感動。コンラッドさんはやや音が大きすぎる気もしたが、最高だった。
出番の前に楽屋でトニー・コンラッドさんが見せてくれた自作楽器のコレクションの写真(ベルリンで展示中)がとてもおもしろくて、しかも話しているだけで楽しい気分になれるようなとてもいい人だった。

ソニック・プロテストは、今年はチケット代が高くて、結局この日と初日しか行かなかったが、初日のスコット・フロウスト「タバコニスト」のライブがなかなか気に入った。

昨日は久しぶりにシネマテーク・フランセーズ付属の図書館へ。大島渚の「日本春歌考」を鑑賞。すべてにおいて最高。劇中に多用されていた象徴(国旗とか)の意味について一日中思いをめぐらせる。シネマテークはティム・バートン展のせいで見たこともないほど長い行列ができていた。