サイコジオフィジックス・サミット、サフォーク(英)

今年の八月に参加したイギリス、サフォーク州におけるサイコジオフィジックスの祭典について当初からずっと書こうとは思っていたものの、大仕事になりそうなので後にとっておいた。

ノイズ音楽のファンなら日本でも知る人もいるかも知れないマーティン・ホーズとジョナサン・ケンプを中心に企画され、ヨーロッパ諸国から総勢20人ほどが参加した。参加者にはイギリス人作家のグレハム・ハーウッドなども含まれた。
一週間のサミットで、私たちはイプスウィッチを基点に、ゴースト探知機やキルリアン写真といったサイコジオグラフィー的技法を用いながら、英国版ロズウェルと言われるレンデルシャムの森、軍事施設の島オーフォード・ネスなどを探検し、データを集めた。

旅の始めに、ある参加者から「君は自分の住む町についてよく知ってるか?」と聞かれ、「もちろん知ってるよ」と答えたが、本当は私たちはどれだけ自分の町のことを知っているのだろう。町にはたくさんの歴史が埋もれている。サフォークからパリに戻ったとき、私はそれまでとはまったく違った目でパリを眺めるようになっていた。

サイコジオフィジックス・サミット、サフォーク関連の報告は、「サイコジオフィジックス・サミット」のカテゴリーにまとめておくので、興味のある方は読んで欲しい。
サフォークツアーの資金は全額ブリティッシュ・アート・カウンシルから出してもらったが、サイコジオフィジックスのメンバーは軍艦島など日本のさまざまな遺跡に興味を持っているので、このブログがその実現に貢献できればいいと思う。