世界残酷物語
エクスプロイテーション映画のファンならいまさら、という感じだけど、モンド映画の始祖、ヤコペッティの「世界残酷物語」をきのう初めて見た。
なぜか、モンド映画=処刑とか死体とかグロ中心のドキュメンタリーと勘違いしていて今まで見ていなかったのだが、実は世界の奇妙な風習を描いているだけだった。
後は、モンド映画の植民地主義的な見せ物感がどうのこうのとウィキペディアが書いているが、「世界残酷物語」には欧米諸国の奇習も並列されているので、その批評は当たっていない。
処刑で思い出したけど、ペールラシェーズで出会った墓地マニアの人の知り合いで、公開処刑があれば必ずチケットを求めて見に行く女性がいるらしい。
ヨーロッパ諸国やその近辺の国はもう死刑を廃止しているので、その女性はかなりの金持ちなんだろう。
「世界残酷物語」には、ローマの骸骨寺も登場する(下の動画 約17分目あたりから)。クリプト内は写真撮影すら厳禁だったので、映像はかなり珍しいと思う。
核実験で方向感覚を喪失したビキニ環礁のウミガメ(8分過ぎたあたりから)が、産卵後、海に戻れずに砂漠で死んでしまうというシーンがショッキングだった。
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