レンデルシャムの森 UFOトレイル

サイコジオフィジックス サフォークサミット一日目のプログラムは、レンデルシャムフォレストの調査だった。

1980年12月の終盤、数日間にわたって森の北部にある当時アメリカ空軍が使用していたRAF(イギリス空軍)ウッドブリッジ基地の外側でUFOが目撃された。この事件は、UFO関連の事件の中で最も有名なもののひとつで、「英国版ロズウェル事件」と呼ばれている。

事件の概要をまとめてみると、

12月26日 午前3時頃、警備員たちがRAFウッドブリッジの西門付近で森に奇妙な光が射しているのを報告。
警備員の一人は、身元の不明なクラフトを目撃したことを証言し、その外観を詳しくメモし、その温かい表面に触れたと語り、またクラフトの表面に記されていた多くのシンボルをメモしていた。クラフトはすぐに飛び去ったが、その警備員の証言によると、地面に三角形の着地ギアが残っていた。
1994年の催眠調査で、彼はその飛行物体は「未来から来たタイムマシン」であったと主張した。

同日 午前4時頃 地元の警察が現場に到着したが、オーフォードネスの灯台の光以外に光は見えないと報告。いくつかの報告によると、付近の農家の家畜たちが怯えたり、パニックを起こしていた。

翌朝、現場に戻った警備員たちは地面に焼き焦げのような着地跡が残っていることと、その付近の木々の枝が折れていることを確認し、石膏で証拠をとった。
10時半に再び地元の警察が現場に到着し、着地跡は動物によるものと断定。

12月28日の早朝、警備員たちは空に何度か星形の閃光が現れるのを目撃

事件の詳細をまとめた「ハルト・メモ」は、1983年に機密扱いを解かれて米国で公開されている。

事件後、レンデルシャムの森には「UFOトレイル」という遊歩道が作られ、観光アピールとして使われているが、日本によくあるUFOまんじゅうとかアイスは無かった。駐車場整備のおばちゃんも「私はUFOなんて見たこと無いね」と、とても爽やか。
パリからサミットに参加した私たちの一行は、並行して映画撮影もしていたのでときどき他の人々とは別のことをしていたが、サミットの人々は、ゴースト探知機で電磁波の強い場所をさがしてオブジェクトを埋めていた。一週間後に掘り返して、キルリアン写真を撮影するためだ。

元アメリカ空軍基地、RAFウッドブリッジは、本来は立ち入り禁止だが、金網にいくつか穴があいていてそこから入れる。広々としていて不思議な光景だった。